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和泉市議会にて一般質問に登壇。創業支援と移動販売(キッチンカー)について。

創業支援と移動販売(キッチンカー)について

和泉市議会
(2022年)令和4年第3回定例会にて

大阪府和泉市議会議員・最年少、井阪ゆうた(大阪維新の会)一般質問に登壇しました。

今回は

  • 創業支援と移動販売(キッチンカー)について

1点の一般質問をしました。

この記事では『創業支援と移動販売(キッチンカー)について』の一般質問、質疑を全文掲載します。

なお、これまで私 井阪ゆうた・和泉市議会議員(大阪維新の会)が行った一般質問は下記リンクにて“まとめ”てあります。
https://isakayuta.com/2022/04/09/summary-of-general-questions/

一般質問とは

議員が市に対して政策の現状確認や課題の提示、提案をおこなったりします。

大阪府和泉市(和泉市議会)では全員が一般質問をおこなうことができ(おこなう・おこなわないは、個人の自由)発言の順番はクジにより決定されます。また質問する各議員には1時間の持ち時間があり、和泉市に対して、意見や要望をします。

タイトル ; 創業支援と移動販売(キッチンカー)について

【質問の内容】

  1. 創業支援補助金の対象範囲の変更内容について【環境産業部】
  2. 対象範囲の変更により対象となった件数について【環境産業部】
  3. 現在の申請状況について【環境産業部】
  4. 来年度の予算額の増額の考えについて【環境産業部】
  5. 移動販売事業者への支援について【環境産業部】
  6. キッチンカー事業者への支援について【環境産業部】
  7. 公園でのキッチンカーの出店について【都市デザイン部】
  8. 市有施設用地における場所の提供について【環境産業部】
  9. 意見・要望

【質疑】

井阪ゆうた

 現在、本市が行っている創業支援補助金について、令和3年第2回定例会の一般質問で対象範囲の拡充について、質問をさせていただきました。

 その後、創業支援補助金の対象を拡大していただきましたが、その変更内容をお答えください。

 以後の質問は質問席より行いますので、ご答弁のほど宜しくお願い致します。

和泉市

 環境産業部長の立花です。

 創業支援補助金の主な変更内容につきましては、家賃補助でこれまでは商店街の空き店舗のみに対しての補助であったものを、商店街以外の市内全域の新築、自宅、倉庫なども補助対象とするもので、対象となる経費の2分の1以内の額で、商店街に加入し、活動する者にあっては、1箇月につき5万円を上限とし、それ以外の者にあっては、1箇月につき2万5,000円を上限とするものです。また、家賃以外に改装費、広告宣伝費が対象でしたが、新たに備品費も補助対象に追加しました。

 以上です。

井阪ゆうた

 家賃補助対象を市内全域に、そして改装費、広告宣伝費が対象でしたが、新たに備品費も補助対象に追加していただいたとのことで、創業する方にとっては大変な時期に本市から補助金が出るというのは非常に助かると思います。しかし、まだ商店街と商店街以外には補助金の額に差がありますので同額にして頂くよう要望します。

 そこで、今回の変更は令和4年度からで現在年度途中なので最終的な効果は分かりませんが、昨年まで対象にならなかったものが補助対象を拡大したことで対象となった現在の件数をお答えください。

和泉市

環境産業部長の立花です。

この度の家賃補助の内容変更により、新たに対象となった事業者の件数は11件となっております。

以上です。

井阪ゆうた

 今の答弁で補助対象を拡大したことで11件の方が和泉市創業等支援補助金の対象になったというのは非常に喜ばしく思いますし、ご尽力頂いた職員の皆様には感謝です。

 しかし、本年度の半年程の時点で、これほどの対象件数があり、予算不足ではないか、現在の申請状況と過去、令和2年度・3年度の申請件数をお答えください。

和泉市

 環境産業部長の立花です。

 令和2年度は9件、令和3年度は7件の申請がありました。現在の申請状況につきましては、予算額450万円に対して、15件の申請があり、約410万円となることから、予算額に達する見込みとなります。

 以上です。

井阪ゆうた

 今回の補助対象拡大で例年の件数より大幅に増え、例年は不用額が予算の半分ほどだったものが、今年度は半年ほどで予算額に、ほぼ達したとのことですが、この先まだ半年ほどの期間がある中で、予算額450万円に対して410万円と予算額に達しようとしている現状ということから、これから創業しようと考えている方は、創業時の支援を受けられないということになります。   

 つまり、リスクを負ってチャレンジしたい人への支援がないということになりますが、来年度の予算編成に向けて今回の状況を踏まえて、増額するなどの対応は考えているのかお答えください。

和泉市

環境産業部長の立花です。

次年度予算額につきましては、これまでの申請状況の推移や今後の創業に対する相談件数等を踏まえて慎重に判断してまいりたいと考えております。以上です。

井阪ゆうた

 予算増額については慎重に判断するということですが、ビジネス環境の変化や現在のニーズに合わせた創業支援にして頂き、本市で創業を検討している方が多いということ、同時に創業を志し、チャレンジする人を今まで支援できてなかったということを実感して頂いていると思います。

 つきましては、来年度予算については今後和泉市を支えてくれる人を増やすためにも、ぜひ増額していただくようお願いします。

 今回の事例で、対象範囲を広げることで創業の後押しとなり、創業者が増え商業・産業活性化につながることが期待できるものと私自身感じましたし、感じて頂いたと思っております。

 そこで、さらなる対象範囲の拡充ができないものかと考えており、現在、多種多様な事業がある中で、社会問題や市内経済の活性化、地域内経済循環の観点でも注目、盛り上がっており、他市でも取り組まれ先進事例が出てきている移動販売事業者を対象範囲に加えることはできないものかお答えください。

和泉市

 環境産業部長の立花です。

 創業支援補助金につきましては、以前の議会でもご答弁しましたとおり、全国的にも課題、問題となっている空き店舗の増加などに対する取組みとして実施してきた事業であります。

 また、対象者は小売・サービス業など、実店舗での開業を想定したもので空き店舗の活用は地域経済の活性化はもとより、地域の安心・安全においても大きく寄与するものです。

 このため、移動販売における市民の利便性向上の側面は認めるものの、現時点では実店舗を持たない移動販売事業への創業支援制度については考えておりません。 

 以上です。

井阪ゆうた

 空き店舗の増加などに対する取り組みとのことですが、そもそもテナントが無い状況と言っても過言ではないと考えておりますので和泉市に出店するのは難しいと思っております。移動販売やキッチンカーも空き店舗と同様に地域経済の活性化や地域の安全・安心にも寄与するものだと考えております。

 また、創業支援制度について商工会議所の方にお伺いすることがありましたが、コロナ禍で和泉市の飲食業者などでキッチンカーを営もうとする事業者や創業をキッチンカーでと考えている方が創業や融資などの相談を受けに来る方が多くなっていると聞いております。 

 実際に他市などでは、出店場所の調整・広報・ホームページ作成・補助金など社会問題や市内経済の活性化などを目的に支援されています。

 そこで、今増えてきている移動販売事業やキッチンカーを営もうとする事業者に対しての支援をすることができないのかをお答えください。

和泉市

 環境産業部長の立花です。

 本市の創業支援事業につきましては、市内で事業を行う事業者への支援を目的としております。

 一方、キッチンカーを営む事業者については、営業範囲が市内に留まらず広範囲に渡ることから本来の目的に沿わないもので、現在の創業支援制度の対象範囲に加えることは考えておりません。

 以上です。

井阪ゆうた

 創業支援補助金制度では移動販売事業やキッチンカーは考えていないとのことですが、地域内経済循環を作るため、そして未来に目を向けた投資目線で創業・起業支援をするべきだと思っております。

 また私は条件として、市内の飲食店などを営まれている事業者がキッチンカーを作れば、売り上げがおのずと上がり市内事業者なので法人税などで返ってくることが見込まれます、また地域外からの売上がつき、本市にとってはプラスだと思います。そのため補助金の対象にして何ら問題がないと考えていますので調査・研究をお願い致します。

 その他に、本市として出店場所の提供も重要と思っています。

 そこで今年度、市内の公園でキッチンカーが出店されていると思いますが、そちらはどのような目的でどのように実施されているのかお答えください。

和泉市

 都市デザイン部長の八木です。

 本市の公園におけるキッチンカー出店については、公園の賑わい創出や利用者の利便性向上を目的としています。内容としては、気候の良い季節の週末を中心に1つの公園に2~3店舗程度ずつ出店しているもので、昨年度に「withコロナ」における屋外空間の創出等の社会実験として行なったところ好評であったため、今年度から指定管理者の自主事業として、キッチンカー出店を総括して企画・取りまとめをする事業者を選定の上、本格的に実施しているものです。

 以上です。

井阪ゆうた

 目的は公園の利便性向上とのことですが、公園だけでなく様々なところでもっと自由に出店できないかと思います。例えば、庁舎の広場や南部リージョンセンターなどの市有施設用地でキッチンカーが活用できれば、キッチンカーを創業しようとしている創業者も出店する場所を確保でき、さらにはキッチンカーの創業支援にもつながると思いますが、市有施設でのキッチンカーの出展が可能かどうかお答えください。

和泉市

 環境産業部長の立花です。

 市有施設の目的によりキッチンカーの出展が難しい施設や、南部リージョンセンターでは、すでに道の駅の指定管理者がキッチンカーを出店しており、外部事業者の出展が難しいなど、市有施設それぞれで状況が違いますので、出店したい施設の施設管理者や指定管理者と調整していただくこととなります。

 以上です。

井阪ゆうた

 施設管理者や指定管理者と調整しなければならないとのことですが、デジタル社会なのですからスマホ一つで申請できるなど時代にあった運用を調査・研究宜しくお願い致します。

【意見・要望】

 最後に意見と要望を述べさせて頂きます。

 和泉市の創業支援事業は今後に大きな事業者を生む、資本家を生むきっかけ作りだと思います。

 和泉市と関わりのある有名な起業家がおられます。例えばIT企業で上場企業のドワンゴを創業した川上量生さんが和泉市出身で、リラクゼーション事業『りらくる』の創業者で270億で売却した竹之内教博さんが和泉市で1号店を出されています。そこで少しでも、そういった方が和泉市の創業支援や和泉市からの何らかの支援などが一つのキッカケや後押しで「今の会社がある」や「今の自分がある」と思っていたら何らかの支援をしていただくことに繋がると思います。そんな方を一人でも多く作るのはこの産業振興室が行っている創業支援事業だと思います。

 創業支援事業にキッチンカーを含む移動販売事業を盛り込むことで、実際にお店を構えていても、いなくても安価に創業や新たな事業を開始することができることが、創業者にとっては利点となります。そしてチャレンジしやすい環境づくりが、和泉市を支えてくれる人を増やすことにも繋がります。

 また移動販売やキッチンカーの活用方法として、市有施設や遊休地の活用、イベントでの賑わいの創出や地域コミュニティとして、災害時の運搬や「温かい食事の提供」そして団地や高齢化が進んでいる地域や「買い物難民」が多い地域への各種サービスの提供など、「店に行く」から「店が来る」にするだけで色々な活用ができます。つまり移動販売やキッチンカーは、産業振興室や公園緑地担当だけでなく、福祉部や生涯学習部など全庁をあげて取り組むべきだと考えています。

 そのような移動販売事業者やキッチンカーの創業者などへの支援については、金銭的な支援だけでなく、創業後安心して出店できる場所の確保も支援の一つと考えます、さらにその出店できる場所がスマホなどで予約できるなど色々な支援方法があると思います。予約システムについても以前提案しましたノーコード/ローコード、ツールを使えば新たな予算を取ったり費用をかけなくても内製化で作れます。

 今後キッチンカーを含む移動販売事業者への支援制度の創設など全庁をあげて取り組んで頂くこと、そして目先だけでなく税収をどのように上げていくかなどの将来への投資目線で取り組んで頂くことをお願いし、私の一般質問は終わります。

井阪ゆうた(和泉市議会議員)が行った一般質問【まとめ】

井阪ゆうたがこれまで行った“一般質問”【まとめ】
https://isakayuta.com/2022/04/09/summary-of-general-questions/

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