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一般質問、全文掲載。市民にとって、より分かりやすい情報発信について!和泉市議会 令和3年第1回定例会

令和3年第1回定例会_一般質問_市民にとって分かりやすい情報発信について

和泉市議会
(2021年)令和3年第1回定例会

今回も決算審査特別委員会に引き続き予算審査特別委員会の委員でしたが、一般質問しました。

順番は、4番目でした。

(発言順は、クジで決まります。)

和泉市議会_令和3年第1回定例会_一般質問_井阪ゆうた
和泉市議会_令和3年第1回定例会_一般質問_井阪ゆうた

タイトルは、『市民にとってより分かりやすい情報発信について』

この質問の中で、現在メディアで騒がれているLINEについての和泉市の対応を問いました。

下記に、一般質問した原本そのまま載せています

カットしたり、盛ったり、都合の良い発信は私はしたくないので、そのまま載せます!

タイトル ; 市民にとって、より分かりやすい情報発信について!

【質問の内容】

  • 各事業に対しての情報配信について
  • 最近情報発信で改善したことについて
  • ホームページの検索方法について
  • 新たな検索方法の検討について
  • 有償版LINE情報配信の進め方について
  • LINEセキュリティ問題と今後の運用について
  • 要望

【質疑】

【井阪】新たな事業を実施する際に、こども医療費助成制度のように対象者が18歳までの和泉市に住所のある児童全員と明確な場合は、個別に周知していると思いますが、それ以外の事業ではどのような方法で情報発信しているのかお答えください。

【市】市長公室長の八木です。基本的には市広報や市のホームページを通じて周知することとなりますが、事業の内容によっては、町会自治会を通じて回覧していただいたり、LINE等のSNS配信を行うなど、様々な媒体を活用し情報配信を行っております。

【井阪】ありがとうございます。基本は広報やホームページをはじめとして、様々な媒体による情報発信を行っていることがわかりましたが、その中で情報量の上限がないのはホームページではないかと思います。平成28年から令和2年まで5年間の市議会議事録を検索すると「周知」「情報発信」「情報提供」などの市民さんへの情報発信に関わる発言が、質問480件、答弁583件、合計で1,063件もなされていますが、ホームページにおける情報発信で改善したことはあるのかお答えください。

【市】市長公室長の八木です。令和2年3月に、スマートフォンや多言語化対応、災害時緊急時でも見やすいページ構築などを内容とした市ホームページのリニューアルを実施し、転居、転入、転出、出産などライフイベントにおける申請手続きを支援する手続きナビゲーション機能を整備するなどの改善をしております。

【井阪】ありがとうございます。わかりやすい情報発信となるよう取り組みを行っていることが分かりました。
しかし、補助金や助成金などは正確な名称で検索しないとホームページで知りたい情報にたどり着くことは非常に困難です。職員さんがホームページで目的の施策まで辿り着けるか試してもらいましたが行けていませんでした。施策を熟知されている職員ですら辿り着けない状態で市民の方が辿り着くなど不可能に近いと思います。
現状では、市民の方は市役所に電話か、わざわざ足を運ばなくてはなりません。もちろん、来所すれば市職員が丁寧な説明をしてくれますが、土日はほぼ閉庁であり、平日休みのない方は電話で問い合わせとなりますが、若者世代の方は電話離れしており、電話するケースが少ないとも聞いております。
そこで提案ですが、年齢やこどもの有無、世帯構成、職業等を選択することで和泉市の該当する補助金や助成金が分かるような仕様となれば、市民にとって簡単に欲しい情報にたどり着けることができ、また市職員にとっても市民さんに対応する際、活用することで業務効率が向上するのではないかと思っております。
そういった検索方法を取り入れている自治体はあるのかお答えください。

【市】市長公室長の八木です。一部先進の自治体の実施例では、AIを活用したチャットボットによる問合わせ対応サービスがあります。
内容は、様ざまな問い合わせに、AIが対話形式で適切な回答を判断し、該当のページに案内する仕組みで、検索サイトを利用する場合と比べ、知りたいことが曖昧でも必要な情報にたどり着きやすくなります。
利点は、24時間365日対応でき、また、忙しくて市役所の業務時間に対応できない、ホームページで調べたいけど、どう検索すればいいかわからない、電話で問い合わせをするのが苦手な人に対応できる点となります。

【井阪】ありがとうございます。AIを活用したチャットボットによる問い合わせ対応サービスは、市民さんにとっては今よりも大幅に辿り着ける可能性が広がると思いますので、一つの手段ではないかと思います。
次に、私が先ほどの質問で示した課題を解決する手段として、今のホームページをかえる必要もあるかとは思いますが、市としての見解をお答えください。

【市】市長公室長の八木です。現在、行政手続きを効率化するための各種ウェブサービスを提供する民間業者と連携し、一部プログラム構成し、いくつかの質問に回答すれば、必要な手続きが表示される仕組みを提供しています。
今後、議員ご指摘の内容も含めて、市民の皆さんへどういう情報の発信が有効かなど、より分かりやすいHPとなるよう取り組んで行きたいと思います。

【井阪】次に、前回の一般質問では、有償版LINEの導入を検討していただきたいと要望しました
今回新型コロナウイルスワクチン接種において有償版LINEを導入することとなり、各種行政サービスやセグメント配信可能となったことから今後ワクチン接種以外にも積極的に活用し効果的な情報発信を行っていくと聞いております。
今後どのように有償版LINEを活用し、市の情報発信を進めていくのかをお答えください。

【市】市長公室長の八木です。今後につきましては、政策企画室IT活用推進担当といずみアピール課が中心となり、関係各課との協議を重ねながら、効果的な情報発信を行っていきたいと考えております。

【井阪】ありがとうございます。
一方、現在メディアで騒がれているLINEのシステム管理を委託されている中国の企業が日本国内のサーバーに保管されている個人情報にアクセスできる状態になっていたことが発覚し問題になっています。
これを受けて総務省や大阪市などの自治体でLINEでの行政サービスを安全確認されるまで停止などの対応をしていますが、本市ではどのように対応しますか?

【市】市長公室長の八木です。
今回の事象はLINEに対して外部からの不正アクセスや個人情報漏えいが発生したわけではなく、国外の企業が開発・運用を行っていることなどについて、ユーザーに対して充分な説明がなかった点が問題とされているものです。
なお、当市の公式LINEアカウントにおいては個人情報の収集を行っておらずワクチン接種予約等に利用を予定しているアプリケーションについても国内の企業が国内のサーバーにおいてデータ管理を行っているものです。
しかしながら、今後のLINEの活用においては個人情報の収集も視野に入れていたことから、情報セキュリティ上の問題が解消されているかどうかを見極めながら利用の可否等については慎重に検討していきたいと考えています。
以上です。

【要望】

ありがとうございます。市民の方が非常に関心をもたれております、LINEでの新型コロナウイルス感染症ワクチン予約には影響がないこと、和泉市公式LINEにも影響がなく継続運用するという答弁を頂き市民の方も安心したのではないかと思います。今後の情報セキュリティ上の問題への注視を宜しくお願い致します。

最後に本市の情報発信、ICT、DXの要望をさせて頂きます。
施策を熟知されている職員ですら目的の補助や助成まで辿り着けないホームページを運用していますが、改善の具体的な答弁は頂けませんでした。

ホームページやLINEなどを活用した、より効果的な情報配信について、関係課との調整事項や事務的な準備等もあり、一速短にはいかないことは理解していますが、このようなことすら出来ないようではICT、DXはほど遠いと思います。

また、本市がICT、DXが進みづらい本質は、IT部署のあり方だと考えております。現状、ホームページを各部署がおのおので更新しており管理が一元化できていないことや担当部署がICT、DXを決断しないので進められないなどが起こっております。それを、ひとつの部署に権限やマンパワーを集中するなどがICT、DXを進めるには必須だと考えております。


今後、ますますのスピード感をもって全庁的に取り組んでいくことが非常に大事であると感じておりますので、是非ICT、DXを推進する部署を強化するなど、組織の変革を行っていただきますよう強く要望し私の一般質問を終わります。

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